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配線保護や結束に欠かせない熱収縮チューブですが、近年では大口径(Φ30mm以上)の製品のニーズが高まっています。太径ケーブル・配管・コネクタ付きハーネスの処理など、大型構造物を扱う現場では大口径タイプが重宝されています。今回は大口径熱収縮チューブの特長・選定ポイント・当社取扱品までわかりやすく解説します。
一般的な熱収縮チューブはΦ1〜20mm程度が主流ですが、大口径品ではΦ30mm〜最大Φ400mm程度まで対応可能なものも存在します。束ねられたケーブル群や太径ホース、パイプなどにも一括で施工できます。
大口径であっても、2:1〜4:1の収縮比に対応した製品が多く、幅広いサイズの対象物に追従可能です。特に途中に段差(コネクタや端子など)がある場合でもフィットしやすいのが特長です。
材質にもよりますが、多くはポリオレフィン系を使用しており、絶縁性・耐摩耗性・耐候性に優れます。また、厚肉タイプや難燃グレードを選べば、屋外用途や重機周辺でも安心して使用できます。
Φ50mmを超える領域になると、一般的な熱収縮チューブの規格外となるケースが増えます。選定時に特に注意すべきポイントをまとめました。
Φ50以上では同じ「収縮比2:1」でも収縮後の最小径が大きくなるため、対象物に密着できるかを必ず寸法表で確認してください。たとえばΦ80(収縮前)の2:1品では収縮後最小径がΦ40となりますが、対象物の外径がΦ45の場合は問題なく密着できます。一方で対象物がΦ39であれば密着できないため収縮比3:1以上の製品を選ぶ必要があります。
大口径になるほどチューブ全体を均一に加熱することが難しくなります。ヒートガンを使用する場合は外側から円周方向にゆっくりと動かしながら加熱するのが基本です。一方、トーチバーナーは加熱が速い反面、局所加熱による収縮ムラや焦げのリスクがあるため、Φ50以上では特に慎重な作業が必要です。
Φ50以上の用途では、端末防水や防塵が求められるケースも多くあります。内面にホットメルト系粘着剤が塗布された防水タイプを選ぶことで、収縮後に粘着剤が対象物に密着し、高い防水性を発揮します。当社取扱のCDM(大口径防水熱収縮チューブ)はこの用途に対応しています。
※ Φ50以上の製品は在庫品と受注生産品があります。詳しくはお問い合わせください。
コネクタや端子が既に取り付けられた状態のケーブルや、分岐部・T字部に熱収縮チューブを施工したい場合、通常の筒型チューブでは端から通す必要があり施工が困難です。
大口径防水熱収縮チューブ CDM(粘着付き)
防水・絶縁・大口径ケーブルの端末処理に。粘着剤付きで高い密着性と防水性を発揮。電力・インフラ用途の採用実績あり。
対応径:大口径対応 収縮比:3:1 粘着:あり
熱収縮チューブ 大口径コレクション
当社取扱の大口径熱収縮チューブを一覧でご確認いただけます。サイズ・収縮比・材質別に絞り込み検索可能です。
対応径:Φ30〜対応 収縮比:2:1 / 3:1 / 4:1
後入れ対応品の詳細・在庫についてはお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。
当社では、Φ30〜Φ400mmまで対応可能な大口径熱収縮チューブを取り扱っています。国産品質にこだわったOEM対応も可能で、小ロット・特注カット・印字対応などにも柔軟に対応しています。
「どのサイズを選べばよいかわからない」
「屋外向けで厚みを持たせたい」
「難燃性が必要だけど柔軟性も欲しい」
といったご相談も、専門スタッフが最適なご提案をいたします。
大口径の熱収縮チューブは、従来のチューブでは対応できない太径部位の保護・絶縁に最適です。正しいサイズ・材質の選定をすることで、施工性・信頼性ともに高い配線処理が可能になります。Φ50以上の選定や後入れ対応品については、寸法表の確認とあわせて当社スタッフへご相談いただくことをおすすめします。