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*以下、RoHSに関する解説記事になります。
結論:RoHS 2は、電気・電子機器に含まれる特定の有害物質の使用を制限するEUの規制です。
RoHS 2は、電子部品に関わる多くの製造業者が対応を求められています。
本記事では、「RoHS 2指令」の概要と規制対象物質についてご紹介します。
電線加工や電子機器の組立では、はんだや樹脂部材、プラスチックパーツなど、様々な材料が使用されています。
それらの部品がRoHS 2で規制される物質を含んでいないかを確認することは、EU向け製品出荷において非常に重要です。
RoHS 2では、以下のような10種類の有害物質が対象となります:
対象物質 | 許容濃度 |
---|---|
鉛(Pb) | 0.1% |
水銀(Hg) | 0.1% |
カドミウム(Cd) | 0.01% |
六価クロム(Cr⁶⁺) | 0.1% |
PBB(ポリ臭化ビフェニル) | 0.1% |
PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル) | 0.1% |
DEHP、BBP、DBP、DIBP(フタル酸エステル類) | 各0.1% |
これらの物質が基準値を超えて含有されるとEU市場で販売できません。
RoHS 2は、CEマーキングの取得要件のひとつでもあります。
EUへ輸出する電子機器は、RoHS 2への適合証明を行い、CEマークを表示する必要があります。
製品の設計段階から、使用部品・材料の選定においてRoHS適合性を確認しておくことが重要です。
RoHS 2に対応することは、単に規制への適合だけではありません。
環境保護・安全性向上といった企業の社会的責任(CSR)への取り組みとしても評価されます。
また、RoHSに準拠していることを製品仕様やホームページに明記することで、顧客の信頼獲得にもつながります。
RoHS 2は、EUの電気・電子機器向けに制定された有害物質規制
10種類の物質が対象で、基準値を超えるとEU市場で販売できない
CEマーキングにも必要な要素
環境保護・信頼性向上にもつながる取り組み
RoHS 2対応は、グローバル展開において避けては通れない要件です。
材料の選定や構成部品の含有調査について、お困りの際はぜひ当社までご相談ください。