PFAS/PFOA対応について

デンカエレクトロン株式会社 PFAS/PFOA対応書類

◆PFAS/PFOA対応の証明書発行についてはお問い合わせください。

*以下、PFAS/PFOAに関する解説記事になります。


PFAS・PFOAとは?

フッ素化合物の一種であるPFAS(ピーファス)は、水や油をはじく性質を持ち、コーティング剤・消火剤・撥水繊維・半導体製造など、幅広い産業分野で使用されてきました。
その中でも PFOA(パーフルオロオクタン酸) は代表的なPFASであり、環境残留性が高く、健康や生態系への影響が懸念されています。


結論:PFAS・PFOAは世界的に使用が規制されている有害化学物質です。製品設計や材料調達の段階から、その含有確認が求められます。


規制の背景と現状

PFAS・PFOAは「永遠の化学物質」とも呼ばれるほど分解されにくく、近年では世界中でその使用・排出・含有に対する規制が急速に強化されています。

 

主な規制例 内容
欧州REACH規則 PFOA:2020年7月から原則禁止(例外あり)
PFAS:全体的な包括禁止の動きあり
ストックホルム条約 PFOAを「残留性有機汚染物質(POPs)」としてリスト化
米国EPA PFOAを有害物質として指定、製造・加工の厳格な制限

対象となる使用用途の例

  • フッ素系撥水剤・防汚剤

  • 耐薬品性のあるパッキンやチューブ

  • コーティングされた電子部品

  • 半導体製造プロセスの洗浄剤


当社の対応

当社では、PFAS・PFOAに関する最新規制に対応し、製品における使用の有無を調査・確認のうえ、お客様へ情報提供を行っております。
必要に応じて SDS(安全データシート)や非含有証明書の発行 も可能です。


企業価値を高める化学物質管理

PFASの管理は、規制対応だけでなく、ESG経営・グリーン調達の一環として も注目されています。
顧客の信頼獲得、製品の輸出入対応、環境保護への貢献といった多方面でのメリットがあります。


まとめ

  • PFASは分解されにくく、PFOAは代表的な規制対象物質

  • REACH規則・ストックホルム条約・米国EPAなど、世界的な規制が進行中

  • 材料調査・非含有証明が重要

  • ESG・CSRにもつながる重要な対応領域


PFASやPFOAの含有について、お気になる点がございましたら下記よりお問い合わせください。

2025/04/25更新

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