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粘着剤付き熱収縮チューブは、内側に熱で溶ける粘着剤(ホットメルト)を塗布した構造の熱収縮チューブです。
加熱することでチューブが収縮し、同時に内部の粘着剤が溶けて被覆物に密着・接着します。
通常のチューブに比べて、防水性・密閉性・機械的強度が格段に高まるのが特徴です。
内側の粘着剤は各メーカーで調合しており、成分が異なります。
おおよそ共通した特性として、
高温で溶解 → 冷却で固着
ゴム・PVC・PEなど幅広い材質に密着可能
素材表面の状態によりますが、ケーブル外被に対してある程度の強度を持ちますが、完全な接着力は無いので、剝がすことも可能です。
適切な加熱温度を守る(粘着剤がしっかり溶ける必要あり)
加熱前にケーブル表面の油・汚れを除去(密着不良を防ぐ)
チューブを若干短く被覆することで、粘着剤が逃げるスペースを確保
加熱後、軽くチューブを握ることで粘着剤をしっかり押し広げる
余分な粘着剤は布などでふき取り処理して美観を整える
注意点 | 内容 |
---|---|
加熱温度 | 約120℃~が目安(チューブ素材による) |
粘着剤の溶出 | 過熱するとチューブから粘着剤が漏れる可能性あり |
加熱直後の触感 | 粘着剤が柔らかいため、素手で強く握ると変形注意 |
ノリのあふれ処理 | 加熱後、布で軽くふき取ることで清潔に処理可能 |
保存時の注意 | 高温多湿は避け、25℃以下で保管 |
地中埋設ケーブルの防水ジョイント処理
船舶・マリン用途での塩害対策
車載ハーネスでの端末処理
デンカエレクトロンでは、粘着剤付き熱収縮チューブを多数展開しています。
UL規格取得品
3:1収縮比~6:1まで幅広いケーブル径に対応
特殊グレード:難燃・耐薬品・透明などカスタム対応可
小ロット・短納期対応
粘着剤付き熱収縮チューブは、
「防水処理」や「高信頼性な絶縁」に最適な選択肢です。